疲れや老化をSTOP!活性酸素撃退マニュアル

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万病のもと?!活性酸素の原因から除去方法までを徹底ガイド

活性酸素の種類

スーパーオキサイドラジカル、一重項酸素、過酸化水素、ハイドロキシラジカルといった4種類の活性酸素の特徴を紹介しています。

意外と知らない活性酸素の種類

活性酸素の「活性」とは、反応が活発だということを表しています。通常の酸素分子は安定した状態で存在していますが、安定した分子は他と反応しにくいため不活性な状態になります。

しかし、酸素原子が他の原子(電子)と結び付くとき不安定な状態の分子になると、その分子は安定するために他の物質と活発に反応するようになります。

このような状態の不安定な酸素分子を活性酸素と呼びます。活性酸素はその原子(電子)の結び付き方によって、次の4種類に分けられています。

スーパーオキサイドラジカル

スーパーオキシドとも呼びます。ラジカルは「フリーラジカル」の略称で、分子中の電子が対になっていない不安定な状態の原子や電子(不対電子)のことです。

すべての活性酸素がフリーラジカルではありませんが、一般的に活性酸素を総称してラジカルと呼ぶこともあります。

スーパーオキサイドラジカルは活性酸素のうち最も一般的なもので、安定した酸素分子(O2)に電子が余分に取り込まれることによって発生します。

強い酸化力を持っていますが寿命が短く、10万分の1秒で分解して酸素と過酸化水素など他の活性酸素に姿を変えます。

スーパーオキサイドラジカルの分解・除去

スーパーオキサイドラジカルはSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)と呼ばれる酵素(抗酸化物質)によって、酸素と過酸化水素に分解されます。

SODは人間の細胞内に存在する酵素で、寿命にも関係していると考えられています。

一重項酸素

酸素分子にもともとあった2つの不対電子がペアになることで生まれる活性酸素です。

2つの不対電子(対になっていない不安定な電子)がペアを作って1組になっており、外見上では不対電子が無くなっているのでフリーラジカルではありません。

しかし、電子の欠損状態は解消されていないうえに、逆に不安定になってしまうため強い酸化力を持ち、脂質を過酸化脂質に変化させたりコラーゲンを破壊して骨や皮膚の張りを失わせる原因を作ります。

一重項酸素は不安定であるため、次々に他の活性酸素に変化しています。

一重項酸素の分解・除去

一重項酸素は体内のβ-カロテン、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、尿酸などの働きによって、除去されると考えられています。しかし一重項酸素に的を絞って抗酸化作用を発揮する酵素などは見付かっていません。

過酸化水素

酸素原子と水素原子がそれぞれ2つずつ結合してできた活性酸素(H2O2)です。

強い酸化作用を持ち、殺菌剤としても利用されています。活性酸素の1つですが、不対電子を持たないのでフリーラジカルではなく、寿命が長いことが特徴です。

酸素を放出しやすい性質があり、活性酸素の中でも非常に強力な酸化作用を持つヒドロキシラジカル(ハイドロキシラジカル)を生み出します。

過酸化水素の分解・除去

過酸化水素は体内のアミノ酸から構成される酵素カタラーゼによって分解され、水と酸素になります。

ハイドロキシラジカル

ヒドロキシラジカル、またはヒドロキシルラジカルとも言います。活性酸素の中でも特に酸化作用が強力で、寿命は短いものの脂質を連鎖的に酸化させて過酸化脂質を生成します。

ハイドロキシラジカルが過酸化脂質を生み出す連鎖的脂質過酸化反応の仕組みは、次のようなものと考えられています。

生体内の脂質(LH)がハイドロキシラジカルによって水素原子を奪われると、脂質ラジカルが生成されます。

脂質ラジカルは酸素と反応することで脂質ペルオキシルラジカル(LOO)になり、他の脂質(LH)から水素原子を奪って脂質ヒドロペルオキシド(過酸化脂質)へと姿を変えます。

この反応で水素原子を奪われた脂質は脂質ラジカルとなり、同じ反応をループ状に繰り返すことになります。

ハイドロキシラジカルの分解・除去

ハイドロキシラジカル(・OH)は脂質から水素原子を奪うと、自らは水(H2O)になって消滅します。

活性酸素の中でも最も体に害を及ぼしやすいハイドロキシラジカルが、脂質から水素原子を奪うことによって引き起こされる連鎖的脂質過酸化反応を抑制するためには、体内の水素原子(イオン)量を増加する方法が効果的です。

水素水などによって体内に取り込まれた水素原子は、ハイドロキシラジカルと結合することでそれを水へと分解、除去する働きがあります。